アシドーシスに対する感受性は、乳牛の採食行動に影響を与える

著者 S.M Nasrollahia, A. Zalia, G.R Ghorbanib, M. Moradi Shahrbabaka, M.Heydari Soltan Abadib

公開日 29/06/2017

濃厚飼料を多く摂取している高生産性の泌乳中期の乳牛において、亜急性アシドーシス(SARA)に対する感受性には個体差が見られます。給餌2時間後の乾物摂取量( DMI )とルーメンの吉草酸の濃度には、ルーメンpHとの大きな相関性が見られました(P ≤ 0.05)。 これらの結果は、高生産性の泌乳中期の乳牛には、SARAの感受性にはっきりと多様性があることを示しています。濃厚飼料多給に耐性がある乳牛ではDMIと乳脂率が高く、一方で 選び食い行動やルーメン中のイソ吉草酸比は減少しました。

 

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