肝膿瘍
肝膿瘍は、ルーメンから侵入した病原菌の毒素が原因となります。
アシドーシスによってルーメン壁が損傷すると、細菌が血流に侵入し、肝臓に到達し増殖します。38参考文献View allGalyean M. L. and Rivera J. D. 2003.
- 最も一般的な原因細菌は、Fusobacterium necrophorum (症例の100%) と Arcanobacter pyogenes (症例の35%)です。
- 両細菌とも、ルーメン内の常在菌です。
- これらの細菌から産生される毒素は凝固壊死を促し、被包膿瘍が進行します。そして時間をかけて最大15cmの線維性瘢痕を形成していきます。