メタトランスクリプトーム解析を用いて、繊維分解に関わるルーメン微生物を解明

著者 S. Comtet-Marre, N. Parisot, P. Lepercq, F. Chaucheyras-Durand, P. Mosoni, E. Peyretaillade, A. R. Bayat, K. J. Shingfield, P. Peyret, E.Forano

公開日 31/01/2017

Title: Metatranscriptomics Reveals the Active Bacterial and Eukaryotic Fibrolytic Communities in the Rumen of Dairy Cow Fed a Mixed Diet

 

 

乳牛のルーメン微生物のメタトランスクリプトーム解析を行い、繊維分解酵素(糖質関連酵素:CAZymes)の発現と微生物構成を調べた研究です。この研究では、多糖の分解における真菌と絨毛を持つプロトゾアの役割が、今日まで過小評価されていたことを明らかにされました。また以前より判明していたように、Prevotellaceae、Ruminococcaceae、Fibrobacteraceaeが極めて重要な役割を果たしていることも確認されました。この研究では、全RNA転写物の1%である、12,237のCAZymesについて同定されました。

 

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